ChatGPTに家事や予定を相談するときは、やりたいことに加えて「使える時間」と「どんな形で答えてほしいか」を伝えると、次の行動を考えやすくなります。例えば、来客前の準備を日ごとに分けたり、買うものを売り場別に並べたりする使い方です。

普段のチャットに文章を入力するところから始められます。ここで紹介するような文章での相談は、ChatGPTの無料版でも試せます。まずは今日か週末の用事を一つ選んでみましょう。

「やりたいこと」と「使える時間」を一緒に伝える

ChatGPTのウェブサイトか、普段使っているChatGPTアプリを開きます。新しいチャットの入力欄に、頼みたいことを書いて送信してください。AIに渡す質問や指示は「プロンプト」と呼ばれますが、特別な書式を覚える必要はありません。

  1. やりたいことを書く。例:来客前の準備を整理したい
  2. 決まっている条件を加える。例:使える時間、人数、終わらせたい日
  3. 答えの形を指定する。例:日ごとの短いチェックリスト

最初から長文を用意しなくても大丈夫です。次の例の時間や用事を、自分の予定に置き換えて送ってみてください。

例1:週末の来客準備を分ける

入力例: 日曜の昼に大人2人の来客があります。やりたいことは、玄関の片付け、テーブルの上の整理、飲み物の買い出しです。使える時間は土曜に40分、日曜の朝に20分。土曜と日曜に分けて、短いチェックリストにしてください。時間内に難しいものがあれば、その理由と、減らせる作業も教えてください。

「来客準備を考えて」だけでも相談できますが、時間と作業を添えると、自分の都合に合っているかを判断しやすくなります。買い出しにかかる時間など、分かっている条件は後から足しても構いません。返ってきた案を読み、「買い物だけで40分かかる」「玄関を先に片付けたい」と調整していきます。

OpenAI公式動画(英語)。家族を迎える準備を日ごとのチェックリストにする例。出典:OpenAI

操作の基本はOpenAIの入門ガイド(英語)、動画の内容はOpenAI Academyの解説(英語)でも確認できます。

買い物・片付けは、答えの形も指定する

用事の整理では、相談したい内容だけでなく、どこで答えを使うかも考えてみましょう。店内で見るなら短いリスト、片付けながら見るなら作業順の番号付きリスト、と指定できます。

以下は入力文の例です。買うものや時間は、実際の状況に合わせて変更してください。

例2:買い物メモを売り場別にする

入力例: 買うものは、卵、牛乳、にんじん、豆腐、食パン、食器用洗剤です。スーパーで見やすいように、食品と日用品を分け、食品は種類ごとにまとめてください。書いていない商品は追加せず、品名だけの短いリストにしてください。

すでに買うものが決まっているなら、このように手元のメモを整理してもらうところから始められます。数量も必要なら「卵1パック、牛乳1本」のように入力します。店ごとに売り場の位置は違うので、できたリストはいつも回る順番に並べ替えて使いましょう。

例3:机の片付けを小さな作業に分ける

入力例: 机の上に書類、文房具、充電ケーブルがあります。使える時間は15分です。新しい収納用品は買わず、机で作業できる場所を空けたいです。書類を捨てる判断は自分でします。最初にすることから順に、3つの作業に分けてください。

「片付ける」という大きな用事でも、場所と終わりの状態を伝えれば、作業の案を出してもらえます。持ち物の量が多いときは「今日は文房具だけに絞って」と範囲を狭めてください。

答えが長すぎたり、条件に合わなかったりしたら、同じ会話で修正を頼めます。例えば、次のような一言です。

  • 「説明を省いて、チェックする項目だけにして」
  • 「買い出しは終わりました。残りの準備だけで組み直して」
  • 「今は10分しかありません。机の左半分だけを空ける手順にして」

最初の答えを見てから条件を足す進め方は、OpenAIの質問づくりの案内でも紹介されています。「条件を伝える、答えを読む、合わないところを直す」という使い方で十分です。

OpenAI公式動画(英語)。夕食の相談に条件を加え、献立や買い物リストを調整する例。出典:OpenAI

予定を使う前に、時間と個人情報を確認する

ChatGPTが出した案は、自分の予定や実際の作業量と照らして確認します。特に、次の点を見てから使うとよいでしょう。

  • 時間:移動や準備も含めて、予定の枠に収まっているか
  • 内容:入力した用事や数量が抜けていないか、余計なものが加わっていないか
  • 最新情報:お店の営業時間や価格などを、店の公式案内で確かめたか

大切な用事は、確認できた予定を普段使うカレンダーやメモに移しておきましょう。チャット上の予定案を、予約完了や通知の設定完了と取り違えないことも大切です。

相談に不要な個人情報は、入力する前に省きます。来客準備なら、家族や来客のフルネーム、住所までは通常必要ありません。請求書や画面の写真を添える場合は、氏名、住所、電話番号、口座番号、バーコードなどが写っていないか確認してください。

OpenAI公式動画(英語)。個人情報を省く考え方と回答を確認する場面。出典:OpenAI

モデルの学習への利用が気になる場合は、ChatGPTの「設定」→「データコントロール」で「すべての人のためにモデルを改善する」を確認できます。オフにすると新しい会話はモデルの学習に使われなくなりますが、回答への評価などでフィードバックを送ると、関連する会話が学習に使われる場合があります。設定をオフにすることと、履歴を削除することは別です。詳しくはChatGPTのデータ管理をご覧ください。

まずは、身近な用事を一つと使える時間を書き、「短いチェックリストにして」と頼んでみてください。返ってきた案を自分の暮らしに合わせて直せれば、次にすることを決める手助けになります。

関連記事:ClaudeとClaude Codeは何が違う? ChatGPTを使っている人向けに整理